北米で人気の樹脂サイディング
樹脂サイディングは、アメリカで50%、北米で70%のシェア率と北米を中心に海外で人気のある外壁です。
北米の住宅では主流の外壁材ですが、日本ではまだまだ少数派です。しかし、メンテナンスフリーでコストパフォーマンスが高い外壁材のため、注目されています。
北米で人気の理由をご紹介します。
①シーリングを使用しない
日本で主流の外壁材は窓周りや継ぎ目にシーリングを使用します。
10年後にはそのシーリングが劣化し、切れたり、剥がれたりしてきますので打ち代えや、打ち増しが必要になります。その点、樹脂サイディングはシーリングを使用しないので一度貼ってしまえば、メンテナンスの必要がなくなります。
②塗装する必要がない
樹脂サイディングは、素材に顔料が塗り込まれている外壁材なので、塗装が剥げる心配や、錆びる心配はありません。塗装をしてしまうと、樹脂サイディングは伸び縮みする商品なので塗装したところが徐々に剥がれてくる可能性が高いです。
なので塗装はできません。
③凍害、塩害に強い
塩害とは潮風に乗って塩分が外壁に付着する事で、「腐食」「錆び」「剥がれ」が起こる現象です。海沿いの地域では塩害により外壁材の劣化が進んでいる住宅がよくみられますが、樹脂サイディングは塩化ビニル樹脂を主原料としているので、塩害の影響を受けにくい特長があります。
④メンテナンスの費用が掛からない
シーリング打ち増しや塗装工事が必要ないため、メンテナンスの費用がかかりません。
他の外壁材で、10年に1度外壁塗装工事をした場合、30年間での工事費用は330万円~にも及びます。
しかし、樹脂サイディングならその費用を他のことに回すことができます。
⑤衝撃に強い
弾力があるので、割れにくく、へこみにくいのも特徴です。台風などでものが飛んできたとしても、他の外壁材よりも傷つきにくいでしょう。
万が一、割れたとしても1枚単位で交換が可能なのも魅力的です。
⑥地震に強い
重さは一枚当たり約1.9㎏ほどで、窯業系サイディングの10分の1の軽さです。
非常に軽いため、建物に負担がかかりにくく、地震発生時に倒壊しにくくなります。
⑦凍害に強い
撥水性がある外壁材ですので、寒冷地でも凍害を受けにくく安心して使用できます。
樹脂サイディングには非常に多くのメリットがあることから、日本より自然環境の変化が激しい海外では人気の外壁材なのです。
日本ではまだ十分に知名度が広まっておらず、導入する際に不安を感じることもあるかもしれません。まずは、樹脂サイディングの概要を把握し、どのような外壁材なのか理解しましょう。
ダイエイ・ワークスには樹脂サイディングに詳しい職人が多数います。
是非一度ご相談ください